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大腸ポリープ

大きく2つの種類がある
大腸ポリープ

大腸粘膜に発生する「大腸ポリープ」は、「腫瘍性ポリープ」と「非腫瘍性ポリープ」に分けられます。

腫瘍性ポリープ

腫瘍性ポリープには、腺腫やがんのことです。そして腺腫の一部は、がん化のおそれがあります。
がん化のリスクがある腺腫は、ポリープの段階で切除しておくことで、がんの予防につながります。当院では、大腸カメラ(内視鏡)検査の際、発見した「がん化のおそれのあるポリープ」をその場で切除することが可能です。ポリープを病理検査にかけ、確定診断も行います。

非腫瘍性ポリープ

非腫瘍性ポリープは、過形成性ポリープや炎症性ポリープなどのことを指します。このうち、一部の過形成性ポリープには、がん化のおそれがあるため、こちらも大腸カメラ(内視鏡)検査の際には発見次第、切除することで大腸がんの予防になります。

大腸ポリープの原因は?

大腸ポリープの原因の1つに、食生活の欧米化が挙げられます。具体的には、高カロリー・高脂肪の食事です。肉類では赤身や加工肉の摂り過ぎも、大腸ポリープのリスク要因になると言われています。
その他、飲酒、喫煙、肥満なども大腸ポリープのリスク要因となります。また、家庭性の大腸ポリープの発生も認められます。

大腸ポリープが
できやすい人

  • 50歳以上の人
  • 糖尿病、高血圧、脂質異常症の人
  • 大腸がんや大腸ポリープの家族歴がある人
  • お酒をよく飲む人、喫煙者
  • 高カロリー・高脂肪の食習慣を送っている人
  • 太っている人

上記に該当する人は、そうでない人と比べると大腸ポリープが発生しやすくなります。

大腸ポリープは無症状?
症状チェック

  • 血便
  • 便潜血検査陽性
  • 腹痛、下痢
  • 腹部膨満感

ポリープ自体が何らかの症状を引き起こすことはほとんどありません。特に初期にはほぼ無症状です。
しかしポリープが大きくなると、上記のような症状が現れることがあります。血便は、便との摩擦によってポリープから出血するために生じる症状です。基本的に出血量は少量です。
症状の少ないポリープであるからこそ、早期発見・早期切除のためには、定期的な大腸カメラ(内視鏡)検査や大腸3D-CT検査が大切になります。

大腸ポリープの検査・診断

便潜血検査

便潜血検査便の中に混じった血液を検出する検査です。
ただ、良性の大腸ポリープは出血を伴わないことも多いため、良性の大腸ポリープがある場合にも10~30%しか「陽性」にはなりません。つまり、「陰性」であるから大腸ポリープがないとは言えないということです。
確実に発見するためには、大腸カメラ(内視鏡)検査、大腸3D-CT検査が必要です。

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)肛門から内視鏡を挿入し、盲腸まで挿入後、盲腸から直腸までを観察します。リアルタイムで鮮明な映像を医師がモニターで見ることができるため、数ミリ程度の小さなポリープでも発見が可能です。ポリープの種類、根の深さまで分かります。
当院では、がん化のおそれのある大腸ポリープをその場で切除することも可能です。鎮静剤を用いた苦痛の少ない大腸カメラ(内視鏡)検査を行っておりますので、安心してご相談ください。

大腸カメラについて
詳しくはこちら

当院では日帰りにて
大腸ポリープ切除を実施

無症状であり、がん化のおそれがないものについては、経過観察に留めます。
一方で、血便などの症状を伴うもの、がん化のおそれがあるものについては、治療(内視鏡による切除)が必要です。
当院では、日帰りでの大腸ポリープ・早期がん切除を実施しております。

大腸カメラ(内視鏡)検査には対応しているけれどポリープの切除には対応していない、というクリニックもありますので、初めから「症状・がん化のおそれのある大腸ポリープがあれば切除したい」とお考えの場合には、切除まで対応しているクリニックにご相談されることをおすすめします。
※ポリープの大きさによっては、提携病院へのご紹介をすることがあります。予めご了承ください。

大腸ポリープ切除の術式

大腸ポリープの種類、大きさに応じて、以下の3つの術式から適切なものを選択していきます。

ポリペクトミー

スネア(輪っか状のワイヤー)を内視鏡の先端から出し、大腸ポリープの茎に引っ掛け、ワイヤーに流した高周波電流で焼き切ります。
電流により、切除しながら止血することができます。他の術式に比べると、炎症・穿孔のリスクはやや高くなります。

コールドポリペクトミー

内視鏡の先端から出したスネアを大腸ポリープの茎に引っ掛け、締め付けて切除します。
高周波電流を使用しないため一時的な出血のリスクがありますが、その場合もすぐに止血処置ができます。通電に伴う熱が発生しないため、炎症・穿孔といった合併症のリスクは少なくなります。

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

平坦に近い、隆起の少ないポリープの場合に選択される方法です。ポリープの下に生理食塩水を注入し、隆起させたところでスネアを引っ掛け、高周波電流で焼き切ります。
生理食塩水によって通電に伴う熱が伝わりにくくなるため、炎症・穿孔のリスクは抑えられます。
内視鏡的粘膜切除術(EMR)主に隆起の少ない大腸ポリープに対して行われる方法です。

大腸ポリープ切除後の
注意事項・食事

大腸ポリープ切除後の注意事項・食事内視鏡を使った大腸ポリープの切除は、非常に侵襲の小さい治療ですが、手術後の出血・炎症・穿孔といった合併症のリスクはゼロではありません。
そのため、食事をはじめとする以下の点について、一定の制限が生じます。制限の内容・期間については個人差があるため、患者様お一人おひとりに改めてご説明いたします。
基本的には、腸に負担をかける食事、腹圧の高くなる行為、血流が良くなる行為などを1週間程度控えることが重要になります。

食事について

ポリープ切除の当日は、お粥、素うどん、豆腐、ゼリー、ヨーグルトなど、やわらかく消化の良いもので済ませてください。
翌日から徐々に制限を緩めていき、1週間程度をかけて通常の食事へと戻します。なおこの期間、香辛料などの刺激物、飲酒もお控えください。

飲酒

先述の通り、飲酒は1週間程度禁止です。血流が促進されることで、出血などの合併症のリスクが高くなってしまうためです。
なお、ノンアルコール飲料は適量であれば飲んでも構いません。

スポーツ・仕事について

腹圧の上昇によって、出血のリスクが高くなります。そのため、ウォーキング以外のスポーツ、重い物を持つなどの動作を伴う肉体労働、庭仕事などの長い時間前かがみになる行為については、1週間程度控える必要があります。ストレッチについても、腹圧の高くなる動作(前屈など)はお控えください。

衣類について

身体を締め付ける服装をしたり、ベルトを強く締めると、腹圧が上昇してしまいます。
1週間程度は、これらの服装をお控えください。

長距離移動を伴う旅行・出張について

長時間座っていると腹圧が上昇すること、万が一合併症が起こった時に対応が遅れること(特に空路)から、ポリープ切除後1週間は、長距離移動を伴う旅行・出張を控えていただきます。
ポリープの切除をする可能性を考慮し、大腸カメラ(内視鏡)検査の際にはそれらの予定を入れないようにしてください。近距離の旅行、出張については、個別にお尋ねください。

シャワー・入浴について

ポリープ切除の当日は、シャワーのみとしてください。
入浴は通常、翌日から再開可能です。ただし、長時間の長風呂、サウナは1週間程度お控えください。

腹痛・血便・発熱があった時はすぐに連絡・受診を

万が一、ポリープ切除後に腹痛・血便・発熱が起こった時には、すぐに当院にご連絡の上、ご来院ください。